うざいカップル(金高の場合)

高杉先生と喧嘩して歌舞伎町のニコ中のお巡りさんを捕まえ、やけ酒して酔っ払いながら愚痴っています。



「ホントマジ先生酷すぎっから。先生から電話もメールもくれねぇんじゃ俺からするしかねーじゃん。たまには先生からしてくれたっていいじゃん、だからそう言っただけなのにさぁ、『何言ってんだ』って、俺おかしなこと言ってねぇよ。全然おかしなこと言ってねぇよ。ただたまには先生からもメールちょうだいよって言っただけじゃん、なのにどうしてあんな目で見られなきゃなんねーんだよ、だいたいなぁ、先生は俺への愛が足りねぇよ、俺の先生への愛が100だとすると先生から俺への愛なんて、コンマのあとにゼロいくつあるのって感じじゃん、刹那？刹那だっけ？なんかもうそんな数字だよ、あれ？刹那って大きいんだっけ、もうわかんねぇよジャンプ捨てちまったもんとにかく先生は俺をもっと愛するべきだっつーの。愛してくれねぇなら俺だってもう先生のことなんか知らねぇっつーの。俺らもうおしまいだな、だって俺が連絡しなきゃ先生から連絡こねぇもん、俺と先生の関係なんて俺次第なんだかんな。はっはーん。でもな、でも先生もいつもいつでも酷いわけじゃなくてたまに優しくて、俺が先生のためになんかすっと笑ってくれたりとかしちゃってありがと
なとか言ってくれちゃって、真夜中に電話かけても押しかけても受け入れてくれて、まぁ電話は『眠い、またな』で切られたりもするんだけどちゃんと俺の話聞いてくれて俺のために苺牛乳なんか用意しておいてくれちゃうようなところもあって、抱きしめるといい匂いで、俺のために苺牛乳とか用意してくれちゃって、耳噛むと少しくすぐったそうにするのがまた可愛くて、普段からたたずまいが超かっこよくて、頬杖つく手がセクシーっつーか、俺のために苺牛乳常備しててくれて、そんで、そんで…、………、…俺やっぱ先生が好きぃぃ、先生が好きだぁぁあ、やだぁぁぁ、別れたくないぃぃい、先生ぇぇえ、先生ぇぇえ、うぇぇぇえ、うぇぇぇえん」
(…マジうぜぇ…)


私、金ちゃんは泣き上戸でもいいよ☆