「例えば何かがあって意識さえない病人になって」

「貴方の口づけでも目覚めないならお願いよ」

こっこの曲がぐるぐるしてたら妄想がふわり。
死ネタ苦手な人は見ないでくださいまし。



高杉にお願いされた銀さんは、約束通り高杉を永遠に眠らせましたとさ。
で、逮捕。
刑務所にぶち込まれ、規則正しい生活を送りながら常にその手にかけた人の最期の微笑を思うのであります。


と、ここまで考えたときに「ハッ…、これじゃ高杉出てこないじゃない…！銀高が成り立たない！」と気付く。一歩遅い！
しかし、「高杉が出ないならもう一人用意すればいいじゃない。三人目まではOKよね。空想って素敵」となる。
そして２つのルートへ駒を進める。



１つめ。銀さん模範囚ルート。
刑期満了を前に銀さんは娑婆にもどってきました。しかし頭のなかは高杉でいつだっていっぱい。
万事屋の面々とか、待ってくれている人はいるけれど銀さんは誰も知らない街へ行き、そこでひっそりと暮らし始めます。生計はまたなんでも屋。
そこそこ食うに困らない生活をしていた銀さんはある日ぶらりと入った喫茶店で、高杉そっくりの子に出会います。で、始まるラブストーリー。
銀さんに忘れられない人がいるとか、人殺しの過去を持つとか、愛した人を殺したのだとか、そんなんであれやこれやありながら「それでも俺はおまえが好き…！」的に落ち着けばいいと思ったらこれオフの粉雪の展開だよねつまらないなチッ！



第２ルート。Ｒ指定入りまーす。15歳以下は読んじゃダメーよ。
刑務所で新入りな銀さんに良くしてくれるひょんなことから知り合った長谷川さんに、刑務所で関わっちゃいけない二人のことを聞く。一人は神威。そしてもうひとりが高杉。
同姓同名そっくりさんな高杉に銀さんは驚くよ。
囚人高杉の罪はなんだろう。殺人以外にしようかと思ったのだけれど、シマシマ囚人服にエロスの匂いがする気がしたんだってタヌキが言ってる。
ので、元々身体売ったりしてて、ある日客のオッサンがあまりに変態すぎて抵抗、うっかり近くにあった目覚ましで殴るとか、ボールペンで刺すとか、グラスの破片で刺すとかしちゃったんだってさ。傷害罪。正当防衛気味なんだけど、オッサンがなかなかに地位のある人だったり身体売ってましたとか言えずに反論できずお縄につくことに。
神威は純粋におっかなくて、高杉はキレたら怖いよっていう噂。でもでも高杉がムショのなかでも身体売ってるってのも噂になってて、まぁ噂っていうか事実なわけだ。なかなか善くって病み付きになるから興味本位で近付くと身を滅ぼすよ的な意味でも近づいたらダメという。
銀さんは高杉の名前だけ聞いてて、自分が殺した人と同じ名前だなぁとか考えてた。なかなか会うこともなく過ごしてたんだけど、会ってそっくりさんなのでびっくり。で、興味を持つと。
高杉も高杉で銀さんの噂は耳に入れてて、気がつけばつるむ仲間的なものに。
そんでもまぁラブが芽生えてあれやこれやあればいいのではないかと思うのです。





しかし、どうでもいいけど今時の話って恋人と死に別れたとかそういうの多すぎるよね、と思います。
携帯小説の書籍化コーナーとか、とりあえずなんか信じてた人とかに襲われちゃって身も心も傷ついて、支えてくれた恋人死んで、みたいな。そんなもので私が泣けると思うなよ！泣くかもしれないけどな！そういうの見てないからわからないけどね！
とりあえず実話っていう帯見るだけで私のなかの何かが萎える。