いろいろ置き場
なんか暗かったりするのが多いよ。あとは気に食わないから表に置こうとは思わないんだけどせっかく書いたからとかいうもの置き場。
2007.06.01
シャール萌を銀高で置き換えてみた。
一応、血腥いから想像力豊かなそういう話苦手な人は注意。
銀さん…とある研究所の研究員。白衣!眼鏡!銀八!
高杉…不老不死で人の生き血を糧に生きてる。銀さんのところの実験体。
一仕事終えた銀さんは特になんの研究対象もなくグダグダ過ごしていた。ら、ある日とある取り扱い危険の実験体の監視役になれって命じられるんだよ。基本的に24時間側にいなきゃいけないの。
その際「殺されないように気をつけろ」的なこと言われてえぇぇぇえって銀さんは思うんだよ。化け物とか猛獣を想像しながらその実験体がいるところに行って高杉と初対面するの。
どっからどう見てもただの人間の高杉に銀さんは拍子抜けするの。普通なのは見た目とかだけ。馬鹿力だよ彼は。でこピンで人吹っ飛ばせるから。
んで一緒に暮らし始めるんだけど最初なかなか気を許してくれない高杉の我が儘にイライラしっぱなしなんだよ。
でもそのうちなついてくれるんだよ。銀さんもきゃっきゃ無邪気に笑ったりする高杉に慣れてくるんだよ。
んで、ふと高杉はどんな実験体なんだろうって思ってある日高杉の実験の様子を見に行くんだよ。いつもは監視役であって実験担当じゃないから係の人が高杉呼びに来たら引き渡して実験室は覗いてなかったの。
実験台には手術台みたいな明かりが付いてて、周りを全身白ずくめで完全防備な人達が取り囲んでるんだ。
さらにその周りに見える器具も手術さながらでなにしてんだろうと思ってさらに近付いて、血腥いとこ見ちゃうんだよ。
俯せになってる高杉の中身のショータイム。血とか普通に滴ってて、高杉が苦痛に顔歪めて歯を食いしばってるんだよ。麻酔なんて使ってないから。あいたたた。
でも終わればその傷は直ぐさま直るんだ。人の血を飲めば完全復活。また銀さんのところ帰ってきて何事もなかったかのように笑うんだよ。我が儘言って銀さんを振り回すんだ。
そんな高杉に銀さんはちょっと複雑な思いを抱きながら、今まで通り過ごすんだよ。
でも一度実験の様子見ちゃったら気になって毎回見に行っちゃうの。今日は違うことやってるんじゃないか。今日はあんなことしてないんじゃないか。
毎回やってることは似たようなことなんだけどね。
これは酷いんじゃないか、そう言ってみるんだけど、実験体の化け物相手に同情するのかって相手にしてもらえないんだよ。実験に私情を挟むなって怒られちゃうし。
銀さんに出来ることは実験以外のとき高杉の相手しててやることくらいなんだ。
長いことずっと一緒にいると、だんだん高杉に愛着がわいちゃって、科学者としての自分と人間的感情に銀さんは板挟みになっちゃうんだ。
下に続く。
一応、血腥いから想像力豊かなそういう話苦手な人は注意。
銀さん…とある研究所の研究員。白衣!眼鏡!銀八!
高杉…不老不死で人の生き血を糧に生きてる。銀さんのところの実験体。
一仕事終えた銀さんは特になんの研究対象もなくグダグダ過ごしていた。ら、ある日とある取り扱い危険の実験体の監視役になれって命じられるんだよ。基本的に24時間側にいなきゃいけないの。
その際「殺されないように気をつけろ」的なこと言われてえぇぇぇえって銀さんは思うんだよ。化け物とか猛獣を想像しながらその実験体がいるところに行って高杉と初対面するの。
どっからどう見てもただの人間の高杉に銀さんは拍子抜けするの。普通なのは見た目とかだけ。馬鹿力だよ彼は。でこピンで人吹っ飛ばせるから。
んで一緒に暮らし始めるんだけど最初なかなか気を許してくれない高杉の我が儘にイライラしっぱなしなんだよ。
でもそのうちなついてくれるんだよ。銀さんもきゃっきゃ無邪気に笑ったりする高杉に慣れてくるんだよ。
んで、ふと高杉はどんな実験体なんだろうって思ってある日高杉の実験の様子を見に行くんだよ。いつもは監視役であって実験担当じゃないから係の人が高杉呼びに来たら引き渡して実験室は覗いてなかったの。
実験台には手術台みたいな明かりが付いてて、周りを全身白ずくめで完全防備な人達が取り囲んでるんだ。
さらにその周りに見える器具も手術さながらでなにしてんだろうと思ってさらに近付いて、血腥いとこ見ちゃうんだよ。
俯せになってる高杉の中身のショータイム。血とか普通に滴ってて、高杉が苦痛に顔歪めて歯を食いしばってるんだよ。麻酔なんて使ってないから。あいたたた。
でも終わればその傷は直ぐさま直るんだ。人の血を飲めば完全復活。また銀さんのところ帰ってきて何事もなかったかのように笑うんだよ。我が儘言って銀さんを振り回すんだ。
そんな高杉に銀さんはちょっと複雑な思いを抱きながら、今まで通り過ごすんだよ。
でも一度実験の様子見ちゃったら気になって毎回見に行っちゃうの。今日は違うことやってるんじゃないか。今日はあんなことしてないんじゃないか。
毎回やってることは似たようなことなんだけどね。
これは酷いんじゃないか、そう言ってみるんだけど、実験体の化け物相手に同情するのかって相手にしてもらえないんだよ。実験に私情を挟むなって怒られちゃうし。
銀さんに出来ることは実験以外のとき高杉の相手しててやることくらいなんだ。
長いことずっと一緒にいると、だんだん高杉に愛着がわいちゃって、科学者としての自分と人間的感情に銀さんは板挟みになっちゃうんだ。
下に続く。
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2007.06.01
銀さんは高杉って何も食べて無いけど平気なのかって聞くの。高杉は血があればご飯食べなくても平気って答えるの。
じゃあご飯食べても食べなくても平気ってだけで食べられないわけじゃないのかと銀さんは解釈。
ある日銀さんは高杉にケーキ作ってあげるの。ホールケーキ。ほとんど自分で食べるんだけど。
高杉はちょっと複雑そうな顔しながら食べるんだ。おいしいって言ってくれるよ。
ケーキ食べてごろごろしてると来訪者が。銀さんが反応するより先に高杉が出てって、万斉が姿を見せて高杉をちょっと連れてくって。
なんのつもりだろうと銀さんが後を付いてったら二人してトイレ入ってった。銀さんも覗いてみる。
個室のドアのところに万斉の姿をちらりと見つけて、何してんのって声を掛け覗きこんだらえづいてる声が途切れてトイレのところに蹲ってた高杉がハッとしたように振り返ったよ。
万斉は何事もなかったかのように出ていって二人だけ取り残されちゃった。
高杉はさっき食べたケーキを戻してたの。沈黙が二人を包むよ。
とりあえず部屋に戻ろうって銀さんが俯いてる高杉の手を引いて帰ろうとするところに万斉帰って来て、高杉に水飲ませてまた吐かせるの。高杉がえづいてる間に万斉が説明してくれるよ。
高杉はものは食べられるけど、消化器官は全く活動してなくて消化吸収は出来ないの。食べ物は胃にたまって腐ってくだけ。
別に胃の中で腐らせても大丈夫なんだけど実験のとき胃にもの入ってると邪魔だから吐かせるんだって。
銀さんの部屋に戻る途中、高杉は謝るの。せっかく作ってくれたのに悪いって。銀さんも知らなくてごめんって謝ればいいよ。高杉はずっと銀さんの白衣ぎゅっとして俯いてればいい。普段の無駄に偉そうな様子とは違ってしゅんとしてる高杉の頭を銀さんは撫でてあげな。
「俺の事嫌いになった?」って聞かれて、銀さんは「嫌いになるも何も前から嫌い」的なふざけた返事も出来ないくらい高杉がヘコんでるから「そんなことねーよ」って言ってあげればいい。何度も確認して来る高杉にその度本当って言ってあげると高杉が笑うんだよ。
高杉への実験はそれからも凄惨極まりなくて、銀さんは心苦しいんだよ。だからつい言っちゃうの。
どうして逃げないのって。高杉の力なら逃げる事なんてたやすいだろうって。
なんでそんな事言うんだろうと思ってる高杉はきょとんとして、別に治るからって答えるの。でも銀さんは言うよ。
でも痛いんだろ、苦しいんだろうって。
ますます銀さんの意図が読めない高杉は?飛ばしながら銀さんを見てるの。だって高杉が逃げたら監視役の銀さんが怒られちゃうだろうし、罰を受けるかもしれない。
銀さんはそんなの構わないって言うよ。
逃げろよ。おまえにはもう此所にいて欲しくないんだって。
言い放たれた言葉に高杉が凍り付いて、それから取り乱すよ。
なんでそんな事言うんだって。何処でも好きなとこ抉ればいい、なんだって試せばいい、まだまだ俺には使い道だってあるだろうって高杉は必死に言うんだ。
だからそんな事言うなって。見捨てないで。此所にいさせてって高杉は銀さんの白衣掴んで縋るんだ。
銀さんは高杉を抱き締めてあげればいいよ。
それからまた変わらない日々を過ごしてたんだけど、実験もいよいよ最終段階。
テーマは「高杉はどうしたら死ぬのか」だったので、高杉が殺されるんだと知った銀さんが高杉連れて逃避行すればいいよ。
二人で生きてくんだ。
以上。こんな流れ。
×××××××××××××××××
霜の貧相な想像力じゃこんなもんだぜ…くっ。
シャールへの思いもやっと落ち着いてきた。シュヴァリエになる前はどうしてたのかとかシュヴァリエの頃はどうしてたのかとか謎に満ちてる部分を妄想する日々。
じゃあご飯食べても食べなくても平気ってだけで食べられないわけじゃないのかと銀さんは解釈。
ある日銀さんは高杉にケーキ作ってあげるの。ホールケーキ。ほとんど自分で食べるんだけど。
高杉はちょっと複雑そうな顔しながら食べるんだ。おいしいって言ってくれるよ。
ケーキ食べてごろごろしてると来訪者が。銀さんが反応するより先に高杉が出てって、万斉が姿を見せて高杉をちょっと連れてくって。
なんのつもりだろうと銀さんが後を付いてったら二人してトイレ入ってった。銀さんも覗いてみる。
個室のドアのところに万斉の姿をちらりと見つけて、何してんのって声を掛け覗きこんだらえづいてる声が途切れてトイレのところに蹲ってた高杉がハッとしたように振り返ったよ。
万斉は何事もなかったかのように出ていって二人だけ取り残されちゃった。
高杉はさっき食べたケーキを戻してたの。沈黙が二人を包むよ。
とりあえず部屋に戻ろうって銀さんが俯いてる高杉の手を引いて帰ろうとするところに万斉帰って来て、高杉に水飲ませてまた吐かせるの。高杉がえづいてる間に万斉が説明してくれるよ。
高杉はものは食べられるけど、消化器官は全く活動してなくて消化吸収は出来ないの。食べ物は胃にたまって腐ってくだけ。
別に胃の中で腐らせても大丈夫なんだけど実験のとき胃にもの入ってると邪魔だから吐かせるんだって。
銀さんの部屋に戻る途中、高杉は謝るの。せっかく作ってくれたのに悪いって。銀さんも知らなくてごめんって謝ればいいよ。高杉はずっと銀さんの白衣ぎゅっとして俯いてればいい。普段の無駄に偉そうな様子とは違ってしゅんとしてる高杉の頭を銀さんは撫でてあげな。
「俺の事嫌いになった?」って聞かれて、銀さんは「嫌いになるも何も前から嫌い」的なふざけた返事も出来ないくらい高杉がヘコんでるから「そんなことねーよ」って言ってあげればいい。何度も確認して来る高杉にその度本当って言ってあげると高杉が笑うんだよ。
高杉への実験はそれからも凄惨極まりなくて、銀さんは心苦しいんだよ。だからつい言っちゃうの。
どうして逃げないのって。高杉の力なら逃げる事なんてたやすいだろうって。
なんでそんな事言うんだろうと思ってる高杉はきょとんとして、別に治るからって答えるの。でも銀さんは言うよ。
でも痛いんだろ、苦しいんだろうって。
ますます銀さんの意図が読めない高杉は?飛ばしながら銀さんを見てるの。だって高杉が逃げたら監視役の銀さんが怒られちゃうだろうし、罰を受けるかもしれない。
銀さんはそんなの構わないって言うよ。
逃げろよ。おまえにはもう此所にいて欲しくないんだって。
言い放たれた言葉に高杉が凍り付いて、それから取り乱すよ。
なんでそんな事言うんだって。何処でも好きなとこ抉ればいい、なんだって試せばいい、まだまだ俺には使い道だってあるだろうって高杉は必死に言うんだ。
だからそんな事言うなって。見捨てないで。此所にいさせてって高杉は銀さんの白衣掴んで縋るんだ。
銀さんは高杉を抱き締めてあげればいいよ。
それからまた変わらない日々を過ごしてたんだけど、実験もいよいよ最終段階。
テーマは「高杉はどうしたら死ぬのか」だったので、高杉が殺されるんだと知った銀さんが高杉連れて逃避行すればいいよ。
二人で生きてくんだ。
以上。こんな流れ。
×××××××××××××××××
霜の貧相な想像力じゃこんなもんだぜ…くっ。
シャールへの思いもやっと落ち着いてきた。シュヴァリエになる前はどうしてたのかとかシュヴァリエの頃はどうしてたのかとか謎に満ちてる部分を妄想する日々。
2007.05.21
急に坂高妄想。
坂本と高杉はラブラブでした。けど坂本は宝島を探して船旅に出たのです。固く愛を誓いあって。この辺からして霜は鼻で笑いたくなる。
宝島に着く前に辿り着いた街で坂本は高杉にそっくりな人に出会うのだ。そしてその人のお世話になるのだ。
街の話を聞きます。此の街はいいところ、ゆっくり休んでいけばいいと優しく微笑みながら言われても、坂本は残してきた高杉を想って旅路を急ごうと思ってるの。
でも高杉に似たそいつはやんわりと引き止めるの。
………。
案外この妄想を言葉にするのは難しかった。
こっこ聞いてたらなんか…、こんなんもありかな、とか。
まぁ強く儚い者たちは高杉視点で街に来た人が坂本で坂本の愛する人も高杉で、と、高杉が二人存在しちゃった今回の妄想。曲を聴いてくれ。もしくは歌詞を見てくれ。そのまんまなんだ。
もうこじつけでなんでも妄想出来る。
坂本と高杉はラブラブでした。けど坂本は宝島を探して船旅に出たのです。固く愛を誓いあって。この辺からして霜は鼻で笑いたくなる。
宝島に着く前に辿り着いた街で坂本は高杉にそっくりな人に出会うのだ。そしてその人のお世話になるのだ。
街の話を聞きます。此の街はいいところ、ゆっくり休んでいけばいいと優しく微笑みながら言われても、坂本は残してきた高杉を想って旅路を急ごうと思ってるの。
でも高杉に似たそいつはやんわりと引き止めるの。
………。
案外この妄想を言葉にするのは難しかった。
こっこ聞いてたらなんか…、こんなんもありかな、とか。
まぁ強く儚い者たちは高杉視点で街に来た人が坂本で坂本の愛する人も高杉で、と、高杉が二人存在しちゃった今回の妄想。曲を聴いてくれ。もしくは歌詞を見てくれ。そのまんまなんだ。
もうこじつけでなんでも妄想出来る。
2007.05.20
知ってるか?銀時ィ。
自殺する生き物ってのァ人間様だけなんだとよ。
だったら俺ァ人なんかじゃなくていい。
俺ァ鬼兵隊、鬼共の総督だ。その名のまま死んでやろうじゃねぇか。人になんかもう戻らねぇ。戻っちゃならねェ。
だからなァ、銀時ィ。てめぇにこの命絶たせてやるよ。
この俺を、鬼のまま殺せ。
息絶える最期の一瞬まで笑っててやるから、その目見開いて噴き上げる血飛沫の一滴までしかと脳裏に焼き付けろ。
白夜叉、俺ァてめぇを愛してる。
そう呟いて死んでやる。
自殺する生き物ってのァ人間様だけなんだとよ。
だったら俺ァ人なんかじゃなくていい。
俺ァ鬼兵隊、鬼共の総督だ。その名のまま死んでやろうじゃねぇか。人になんかもう戻らねぇ。戻っちゃならねェ。
だからなァ、銀時ィ。てめぇにこの命絶たせてやるよ。
この俺を、鬼のまま殺せ。
息絶える最期の一瞬まで笑っててやるから、その目見開いて噴き上げる血飛沫の一滴までしかと脳裏に焼き付けろ。
白夜叉、俺ァてめぇを愛してる。
そう呟いて死んでやる。
2007.05.18
4/13を最後に放置プレイされてた。出来てる部分部分だけ。
真夜中に目を覚ました。
目を見開いて最初に映った闇に紛れている天井に、高杉は今自分が何処にいてどんな立場になるのかを思い出す。
詰めていた息を長く吐く。汗だくだった。額に張り付く前髪を掻き揚げて体を起こした。
「………」
俯けば額からの汗が顎を伝い滴る。べたべたして気持ち悪い。
外の空気でも吸って、シャワーを浴びて寝直そう。高杉は震えていた呼吸を整えると部屋を出た。
少し肌寒い夜の空気を肺いっぱいに吸い込めば少し気分が落ち着いた気がする。
温かい湯ではなく冷たい水で汗を流してさっぱりしても、目が覚めてしまい眠れそうにない。
闇夜を照らす月を眺めながらふと廊下に気配を感じてそちらに視線を移した。
×××××××××
「曲が仕上がらないのでな」
「あのウルセェだけのもんか」
「それは手厳しい」
「響かねぇ歌なんざ、ただの騒音でしかねぇ」
×××××××××
「すいぶんご機嫌ななめでござるな」
「あぁ、てめぇが其処にいることが不愉快だからなァ」
「随分な言い草でござる」
「紛れもねぇ事実だ」
×××××××××
「あの小娘、何が歌いてぇのかよくわかんねぇし。てめぇの曲もやかましいだけでちっとも惹かれねぇ」
×××××××××
「てめぇの、音は、嫌いじゃねぇ」
×××××××××
これをどうにかこうにか繋げに繋げて話にしていこうと思ってたら出来上がる前に万斉が魂の音云々語り出すから…!!!
まぁ霜が書きたかった音は心臓の音なんだけども。
万斉の心臓の音聞きながら高杉は寝ちゃえばいいよという思いから書こうとしたお話(の断片)でした。
霜が普段どうやって話書いてるかバレる途中過程だぜ。
真夜中に目を覚ました。
目を見開いて最初に映った闇に紛れている天井に、高杉は今自分が何処にいてどんな立場になるのかを思い出す。
詰めていた息を長く吐く。汗だくだった。額に張り付く前髪を掻き揚げて体を起こした。
「………」
俯けば額からの汗が顎を伝い滴る。べたべたして気持ち悪い。
外の空気でも吸って、シャワーを浴びて寝直そう。高杉は震えていた呼吸を整えると部屋を出た。
少し肌寒い夜の空気を肺いっぱいに吸い込めば少し気分が落ち着いた気がする。
温かい湯ではなく冷たい水で汗を流してさっぱりしても、目が覚めてしまい眠れそうにない。
闇夜を照らす月を眺めながらふと廊下に気配を感じてそちらに視線を移した。
×××××××××
「曲が仕上がらないのでな」
「あのウルセェだけのもんか」
「それは手厳しい」
「響かねぇ歌なんざ、ただの騒音でしかねぇ」
×××××××××
「すいぶんご機嫌ななめでござるな」
「あぁ、てめぇが其処にいることが不愉快だからなァ」
「随分な言い草でござる」
「紛れもねぇ事実だ」
×××××××××
「あの小娘、何が歌いてぇのかよくわかんねぇし。てめぇの曲もやかましいだけでちっとも惹かれねぇ」
×××××××××
「てめぇの、音は、嫌いじゃねぇ」
×××××××××
これをどうにかこうにか繋げに繋げて話にしていこうと思ってたら出来上がる前に万斉が魂の音云々語り出すから…!!!
まぁ霜が書きたかった音は心臓の音なんだけども。
万斉の心臓の音聞きながら高杉は寝ちゃえばいいよという思いから書こうとしたお話(の断片)でした。
霜が普段どうやって話書いてるかバレる途中過程だぜ。
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