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いろいろ置き場

なんか暗かったりするのが多いよ。あとは気に食わないから表に置こうとは思わないんだけどせっかく書いたからとかいうもの置き場。

2025.06.26
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2007.07.07
山本はカレンダーを見ながらヒバリに尋ねました。
「なぁヒバリ、七夕って知ってっか?」
「………」
山本の言葉にヒバリは読んでいた本を山本に見せました。
織り姫と彦星。絵本です。
「おー、どしたんだよそれ」
「リボーンに借りたんだよ」
「へー」
貸してくれたのはリボーンですがツナの本です。裏表紙には『さわだつなよし』とママンの字で書いてあります。
「で、それがなんなの」
「ん。今日がその七夕なのな。でも生憎の曇り空で残念だろうなーっつー話」
「七夕の日はここ数年毎年曇り空だよ」
「え、そうなのか?」
「テレビで言ってた」
「へー、知らなかった…」
昼間目覚めたときヒバリは気紛れにテレビを見ているのです。テレビだけでなく新聞もです。
最新ニュースもちょっとした雑学も、ヒバリは下手したら山本よりも知っています。
「つまりここ数年二人は全然会えてないってことだね」
別に364日会わなくても平気なら1日だけ会う必要なんかないと思うけど。ヒバリはそう続けます。
素直に驚いていた山本ですが、その言葉にいやいやと首を振ります。
「364日会えないからこそ唯一会える1日が大事なんじゃねーの?」
「そんなの知らないよ。とにかく今日は曇り空。会えやしないよ」
「ヒバリ知ってっか」
「…なにを?」
どっこらとベッドに乗り上げて窓辺に座り込み、ニヤニヤといたずらに笑う山本にヒバリは少し訝しげに眉を寄せます。
「たとえ曇りでも、白鳥が二人を乗せて会わせてくれるらしいぜ」
「…なにそれ聞いたことないけど」
「俺もこないだ初めて聞いた」
「嘘だよ。そんなの」
「かもな」
でも、二人が会えるなら嘘でもいいじゃん。



×××××××××××××
せっかくだもん、七夕の話でもアップしようかなって思ったのに力尽きました。
あと山本に「浦島太郎って玉手箱開けておじいさんになった後鶴になるんだぜ」って言わせたかった。
鶴の話も白鳥の話も、金曜乗った車の教員さんが言ってたことです。そんなん初耳だよ!

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