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いろいろ置き場

なんか暗かったりするのが多いよ。あとは気に食わないから表に置こうとは思わないんだけどせっかく書いたからとかいうもの置き場。

2025.06.26
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2007.08.02
派手な衣装の妓のなかで、一際目を引いた妓を呼び寄せて酌をさせる。
従者を追い出し二人きりにさせて、茂茂は何ごともないことのように話始めた。
「余は世にいる攘夷志士どもの殺意の念を一身に浴びる身だ。今までこの首を狙うものの視線を幾度となく受けてきたが、そんなにも鋭い目は見たことがない」
妓はただ黙って伏せていたその鋭い目を茂茂に向ける。
「余の首が、そんなに欲しいか?」
妓の顎に触れその顔を上げさせると茂茂は晒されている片目を覗き込みながらそっと尋ねる。
「………」
うっすらと開かれていた、紅の塗られた唇が開く。
「いらねぇよ」
言いながら妓の両手がたおやかに茂茂の頬を包み込んだ。
数度撫でると皮膚に軽く爪をたて線を引き、そのまま茂茂の首筋を通り腕を掴む。
「てめぇの首なんざ欲しくもねぇ。俺が欲しい首は、あの人の首だけだ」
ただ真っ直ぐに茂茂を見つめるその目に殺意はない。
茂茂はその目を真正面から受け止める。
「あの日あの時確かにこの腕で抱き締めたのに、てめぇら幕府に奪われた。あの人の首を」
茂茂の腕に服の上から、それでも思い切り爪を立てた。
茂茂はそれでも眉一つ動かさず、静かに、そのくせに荒々しい感情を見下ろしていた。


「俺に返せよ」



×××××××××××××
こんなただの思い付き。
最初はどりーむとして思い付いたものだからいろいろ無理がある。

ってか高杉の妓の変装ってベタやな。

先生の首が晒しものにされたのかがそもそも謎だよ。
でもまぁ晒しものにされてて、高杉はそれ抱いて泣いて、でも幕府方に取り上げられちゃったんだよ。………。
まぁいいの。妄想だよ(合言葉)

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