いろいろ置き場
なんか暗かったりするのが多いよ。あとは気に食わないから表に置こうとは思わないんだけどせっかく書いたからとかいうもの置き場。
...2006/02/28(Tue) No.287
不意に伸びてきた手を目で追った。手は顔のすぐ目の前まで迫ってきて僕はそこで一度瞳を閉じた。瞳を閉じて、彼を見た。しなやかな指先は僕の頬に触れて、輪郭を辿るように滑った。僕はじっと彼を見つめて何も言わなかった。ただしたいようにさせていた。彼はずっと微笑みながら顎まで指先を滑らせ終わると唇に触れてきた。それで満足したのか彼は笑みを深くして手を放した。そして僕に背中を向ける。…なんだ。
「帰ります」
「…そう」
抱き寄せて、抱き締めてくれるわけじゃなかったのか。見つめて損した。僕は少し前をいく背中を見つめてそう思っていた。
今はもう撤去した陰間ネタ…。
...2006/02/10(Fri) No.281
思ってること、言葉にするのは苦手なの。
胸の中でどうにか伝えたくてぐるぐるしてる感情を、君は言わなくてもわかってくれて、嬉しかったよ。
けどそれは結局、君に甘えてただけなんだよね。
今なら自分の口で、ちゃんと言えるよ。在り来たりな言葉だけれど。
ごめんね今まで。本当に、ありがとう。
山ヒバ?(また「?」!!)
...2006/02/09(Thu) No.280
そう言われたとき、「何を?」って聞き返せなかった僕が居た。
だって僕らの間では何も始まっちゃいなかったじゃないか。ねぇそうでしょ?
でも僕は君にそう聞けなかった。ただ「うん」としか答えられなかった。
『もう終わりにしましょう』
そう言ったときの君の顔は僕が今まで見たこともないような表情をしていて、今まで何処にそんな顔を隠していたのだろうとぼんやり思った。
こうして終わってしまった僕らの『何か』。
もし僕らに何かが始まっていたのだとしたら、きっとそれは今こうして終わりを迎えるためだけに始められたのだと思う。
それ以外、僕には君との出会いに何の意味も理由も見出せない。
僕には何も残らなかったことだけど、君の中では何か意味が生まれた?
もし生まれていたとしたら、もしそうだとしたら、嬉しいな。
ムクヒバ?