叫んでも聞こえぬなら その手で壊して欲しい

泣き叫ぶことで貴方が側にいてくれるなら
恥じらいもなく幾らでも泣き叫ぶのに


残念ながらそうではないことを私は知っているのです。



(だから私は泣かないの)

(no subject)

君に刃を向けたのは

心の何処かで交わして欲しかったから



こんなつもりじゃなかったんだ 



(なんて今更遅いけど)

赤い糸

赤い糸は　見えないからいい
この見えない赤い糸の先　君がいればもっといい



(もし目に見える赤い糸が　君とつながっていたならば　きっと哀しくて泣いてしまう)
(切れてしまうんじゃないかと　一人怯えて泣いてしまう)



見えないから　勝手に信じていられるの

目には目を

殺意には殺意を返して
もしかして殺されないと思ってる？甘いんだよ

銃口を向けてるんだから、銃口を向けてよ
笑顔なんていらないよ



―――愛してるんだから、愛してよ

(no subject)

大丈夫、大丈夫、まだいける。
きっと。俺らなら何処までも行ける。

君は無邪気な目をして、俺に言い放つ。

でもな、ごめんな。俺は気づいちまったんだ。おまえより先に、現実にぶつかった。
夢見る時間は終わっちまった。

ごめん、ごめん。
だから、俺は行くよ。おまえをおいて、違う道を、俺の道を。
ごめん、ごめんな。
泣かないで。きっとおまえなら大丈夫。信じてる。さよならだ。