次期当主銀時×家臣高杉

どんなに願っても叶わないことを、望みつづけろというのはある種拷問だと思う。



「逃げちまうかァ…」
ぽつり呟いた銀時に高杉は目を向ける。銀時が外を見たままだったので二人の視線が絡み合うことはなく、高杉はなんとなく最近日に日に丸みをなくし、男らしさが増す輪郭を見つめた。
一緒に、と銀時はそのつもりで言ったのだろうとは思ったが、ちゃんと口に出して言われなかったので高杉はそっと目を伏せる。
「勝手にしろよ」
そう言って突き放した。
その言葉に銀時は高杉に視線を向けたが、高杉はもう銀時を見てはおらず、つくづく二人の視線は交わらぬようになっている。
「どうせ連れ戻されるに決まってんだからなァ」
「そうか？放置されねぇかな」
「んなわけねーだろ」
もう少し自分の立場を自覚しろと言ってやれば、銀時は考えるように小さく唸り、また窓の外に目を向ける。そしてやはり、高杉はそんな銀時を見つめた。



世の中を、自分を、ちゃんと知ってるつもりで何も知らずただ無邪気に二人で遊んでいられたらよかった。
なにひとつ好きに出来ることのない世界では望みなど持つだけ無駄だ。
『でもおまえにも幸せになる権利はあるだろ』
幸せになって欲しい、と告げられた言葉に俺は俯き口を閉ざした。



その幸せになる権利を放棄すること、それこそが俺の幸せだと言ったら。
おまえはどんな顔をするのかな。





××××××××××××××
前に、広島城？に行ったとき妄想したやつ。ごみ箱で語った気もするし、してない気もするし。どうだったかな。漁るのもめんどくさいカオスになりつつあるごみ箱。

以下、語ったかもしれないけど、補足妄想。
銀さんは下賎な生まれ、もしくは城主が手を出した町娘の子。とにかく低い身分として生まれました。
高杉は代々城主に仕えるそこそこ上級。城主を支えるべくきちっとした教育を受けています。
ある日、銀さんが次期城主として養子に迎え入れられました。シンデレラボーイ。年の近い高杉がお世話係というか、お目付け役に。
主従というより友達感覚なんだけど、公的な場ではやっぱり主従。
で、友達以上になりましてそれなりぃに平和に暮らしてたんだけど、銀さんに縁談が持ち上がり、銀さん自身に拒否権はなく、高杉なんてもっとどうしようも出来ずな感じで。云々かんぬん。

満員電車

パー子(女)とにょ高。女子高生。


巨乳パー子。満員電車で朝から胸が親父に当たって不快だったとご立腹。
対してにょ高。そんな経験したことない。満員電車でぎゅーぎゅーになっても、別に気にしたこともなかったにょ高。
じっとパー子の胸を見る。ばいんばいん。
それから自分の胸を見る。…寂しい。しょんぼり。



みたいな妄想をだね、パー子みたいな愚痴を零した子の話を聞いて、んで今日満員電車で思い出してね。
私はにょ高サイドですね。よかった胸でかくなくてと思う瞬間が今日もありました。
もう私以上の体脂肪率の男は満員電車乗るな！降りろ！！即刻降りろ！！と電波を送ったりしてました。
私に背を向けてジャンプ読んでる野郎が丸焼きにしてやりたいようなのだったんだ。食わずに捨ててやるからな！
自分の体脂肪率を把握してませんが、女のが体脂肪蓄えてるにしても多分あの野郎より私ないはずだ。
対して隣の兄ちゃんには謝りたい。今日、体のラインにぴったりの服着て上着着て胸元まで上着のチャック開けてたらちょっと申し訳ないことになった。角度によっては私、露出系の罪で逮捕されそうだった。…見てない見てない！誰も見てないイエス！

略奪愛

彼女がいた銀さん。特別可愛い子とかじゃないけど、愛は盲目、銀さんにとっては可愛い子でした。
同級生高杉、別に銀さんのことが好きとかそういうんじゃないけど銀さんが彼女のものになるのが気に食わない。
だから別れさせる。破局に追いやる。銀さんを彼女から寝取る。ふふん。
で、銀さんは高杉とくっつくことになったわけだが、元々が恋愛感情から始まったわけじゃないから高杉は別に銀さんに興味ない。
銀さんも、彼女と別れてまで高杉と一緒になったけど、高杉は別に自分のこと好きじゃないよなーとわかってる感じで。
人のものだったから欲しかったんだろ？
そう思いながら言わず、どちらから別れを切り出すこともなく、ぐだぐだとした日々を送る。



という突発妄想。

デザイナー金時

前に坂高で考えたネタを金高にしてみよう！
プラスバイオレンス要素。


金さんは超有名ブランドのデザイナーです。ホストじゃない金時でも、たまにはいいかなって。
我が道を行く金さんで、他人色に染められるのが大嫌い。だから着るものも自分で作ろうとデザイナーになりましたとさ。
高杉は金時に憧れてる高校生。たまたま知り合って、高杉は金時のマンションに住み込むことに。身の回りの世話とかしながらデザインを学ぶというわけだ。

んで、これはちょろりと語らせてもらったことですが、他人だけじゃなく自分自身の痛みにも鈍感、または痛みを感じない金さん萌え。
痛いって感覚からないから自分の身も省みない。自分を傷つけてみたりして、やっぱり痛いってわからないって思う。だから腕とかにいろいろ傷があったりしてね。手首は目立つからないよ。考えてますとも。死にたいわけでも同情して欲しいわけでもない、ただ傷みを知りたいだけだから自分を傷つけてみたり。けどわからない。だから他人も傷つけてみる。心ってやつが痛むかもしれないって思って。

そんな訳で高杉に暴力を振るう金時。抵抗する高杉で、幻滅するけど金時が人々を魅了するデザインを生み出してるのは事実でそれが悔しい。金時、力強いから基本的に捩伏せられちゃうし。
金時にもそのこと言われちゃう。どうせ敵わないんだからって。力でもデザインでもって。高杉プライドぼろぼろだね。
プライドだけじゃなく身体もぼろぼろだけどね。

こんな奴！って思うんだけど、金時のデザイン帳を見るとやっぱり尊敬で離れがたくて家を出れないんだな。家に帰りたくない理由もあるのかな。高杉はあまり家庭環境的に恵まれてないのかもしれない(アバウト設定)

で、家事の一切を任されてる高杉だけど料理上手じゃない。金時は下手だねって言いながら食べる。
でも殴られて動けなかったり手やられたりで料理すら作れなくて何も出来なくなると金時が自分でやるんだよ。高杉の分は作るのかな。作らなくてもいいし、作ってもいいや。作るならそれが金時唯一の優しさ。
どっちにしろなんの役にも立てないって高杉はしょんぼり。

金時からの暴行は喧嘩って言ってた高杉。あんまりにも生傷が絶えないからそろそろ桂が疑い出したぞ。
だが銀八は気づいてるぞ。金時だな、と。金時は銀八のお兄ちゃんです。3歳差くらいかな。
諸悪の根源と対峙しにいくよ。兄弟仲は悪くはないけど良くもない。金時は銀八のこと気に入ってるんだけどね。銀八は金時の考えとかが苦手なんだよ。
金時は金時なりに高杉のこと気に入ってるって言うの。でなきゃ側になんかおかない、あいつが作った飯なんて食べない。金時の世界の人口は2.5人、金時、銀八、0.5の高杉。まだおもちゃ的お気に入りだから人じゃない高杉。
金時vs銀八、何も知らない高杉。さてさて金高はどうなるのかー。

(no subject)

嫌いなものなら山ほどあるのに好きなものは一つもないと、そう呟いた俺におまえは言った。



「ならまず自分を好きになってみろよ」



そんでその次に、俺を愛して。