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いろいろ置き場

なんか暗かったりするのが多いよ。あとは気に食わないから表に置こうとは思わないんだけどせっかく書いたからとかいうもの置き場。

2025.06.26
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2008.10.27
どうか、どうか貴方は幸せになって。


そう願って離れたハズなのに。



俺の知らない誰かの隣で、笑う貴方を思うと俺は。

どうしようもなく苦しくなるんだ。



(出来るなら俺が、貴方を笑わせてやりたかったよ)
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2008.10.27
君と手を繋いで眠りたいな。

そんなこと言ったなら、君はどんな顔をするだろう。



(試してみたいけど言えない俺はチキン野郎だ)

(羽を毟って君が食べてよ。骨くらいは残していいから)

2008.10.20
固く閉ざされた氷の扉を開いて覗き見れば、絶望と呼ぶに相応しい程に暗く冷たい深い闇が広がっていた。

夜を好む癖に光を求める高杉は心地よい冷たさを持った世界が気に入ったらしく、足取り軽く後ろを歩く銀八のことなど気にも止めず進んで行く。
そんな高杉がふらりと立ち寄ったのは公園で、一際明るい街灯の明かりに引き付けられるように近寄って行くと足を止めて漸く後ろを振り返った。
来い来いと手招きされるがまま銀八もそちらに向かえばぎゅうと抱き着かれる。
肩に押し当てられた高杉の頬は冷え切っていた。
そっと銀八も腰に手を回す。虫の音が遠く聞こえた。

口づけるより身体を重ねるより、こうして抱きしめられることを高杉は好むのだと気付いたのは何時だったろう。
何をしても、独りは寂しいと泣く高杉に銀八の方が途方にくれた。
独りは怖いと言う高杉は一つになることを望んでいるのに、二人は別の生き物だから、それぞれが個であるから、決して高杉の願いが叶うことはないのにそんな現実を銀八は口にすることも出来ず、ただ彼が佇む孤独の淵にひっそりと立ちすくむだけだった。
でも今は違う。
「………」
街灯が作る光の帯びに、くっきりと浮かぶいびつな一つの影。
二人は確かに二人として存在するのに、世界は一人として二人を照らし出している。
「朝なんざ、こなけりゃいいのになァ」
高杉が呟く。このままこうして溶けていたい、いっそこのまま影になりたいと、彼は言う。
独りでも生きていかなくてはならないのだよと、言わなくてはならない。結局のところ、最後は一人なのだから。
でも。
「そうだな」

独りぼっちが嫌なのは、銀八も一緒だったのだ。

2008.10.19
「なんかもうしょーもねーし、別れよっか」
「………」
この派手な金髪天パがそんなことを言い出すのは今に始まったことではなく、俺は何か言葉を口にするでもなく視線を向けて頷いた。
パチパチと爆ぜる写真。二人の思い出。
燃え尽きて行く様を俺らは黙って目に焼き付ける。
全てが灰にかわって、やっと金時は口を開くのだ。
「んじゃ、また付き合おうか」
俺は黙って目を向け、頷く。
そうして俺らは繰り返す。一から思い出を作り直して、きっとまた別れて全てをなくすのだろう。
分かってる。分かってて、俺らは何度も繰り返すのだ。

2008.10.18

「死ねばいいのよ。思い通りにならない子なんて」
心の底からそう言ってみせた女性の言葉は恐ろしいほどの力を持って銀時を殴りつけていた。


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Egoisticの扱いに困っている。一度下げるべきなのかな。下げたら最後、もう二度と書かなさそうな気もする…。
書きたいところだけゴミ箱にぽいとかしそう。

っていうか書きたいのって母親っていう肩書を持った女という生き物でしかないあたり、どうなの。

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