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いろいろ置き場

なんか暗かったりするのが多いよ。あとは気に食わないから表に置こうとは思わないんだけどせっかく書いたからとかいうもの置き場。

2025.06.27
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2007.10.30
「…重くねぇの?」
高杉は呟く。銀八を見ないままの姿勢で。
銀八は目をやった。自分を見ない高杉を。
「自分で言うのもなんだけどよ、俺の気持ち、重いとか、思わねぇの?」
視線は一方通行で、決して交わることはなくて。
それでも高杉は言葉を続けたし、銀八も高杉の黒髪を見つめ続けた。
「重いなら、重たくなったなら、潰されそうになっちまったら、すぐに、言えよ」
無理なんて、しなくていいから。おまえがいなくても、俺は生きられるから。
だって寂しいと死んでしまうような、弱い生き物ではないから。
高杉はそれきり黙り込んだ。銀八はまだ高杉を見つめている。
「重いとか、思うくらいなら最初からおまえに手なんか出さねぇよ」
銀八は目を逸らす。そして高杉が銀八を見た。
「潰してみろよ。出来るもんならな。だから」
方向が変わっても視線は一方通行のまま、やはり交わることはなく。高杉も目を逸らして抱えていた膝に額を押し当てた。
銀八は高杉を見ないまま手を伸ばして黒髪を撫でる。
「………つまんねぇ心配してんじゃねぇよ」



きっと嫌われたくないんだ。
嫌われるくらいなら捨てて欲しい。まだ一人でも生きていけるうちに。
重すぎる愛に、潰されそうなのは俺の方なの?



捨てないで、じゃなく、捨てていい、だなんて。そんな言葉で逃げ道なんて作らないでよ。
逃げてもいい、なんて、逃げたいのは君の方でしょ。ごめんね、逃がすつもり、俺にはないんだ。



×××××××××××××
なんかよくわかんない。思い付きだからね。
まぁ、雰囲気で読んで。

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